虫歯の多い県と少ない県の違いってなに?

虫歯の多い都道府県と少ない都道府県の違いについて考えよう

統計から考える虫歯の多寡

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虫歯治療の統計と虫歯の患者数の地域差

虫歯治療の統計をみると明白ですが、虫歯の少ない地域として知られている、新潟や愛知は虫歯治療を受けている患者数が人口比的に非常に多く、虫歯の治療を受けた患者数は愛知と新潟の両県がトップを占めています。

逆に北海道・東北・北九州・沖縄は虫歯が多い地域でありながら、人口比的に虫歯の患者数が少ないのです。
これらの地域に共通する点として、食文化が豊かかつ独自性が強いことから、食文化の伝播に時間がかかったことや、元々形成していた食文化における中心食材の多くが、虫歯の原因になりにくいものであったことが挙げられます。
情報網や交通網の発達に伴い都心部からの食文化が流入した結果として、都心部同様に虫歯の患者数が増加したにもかかわらず、予防歯科に無頓着であったため、虫歯に気が付かなかったり虫歯を放置したりしている潜在的な虫歯の患者数が多いのかも知れません。

歯科医院の分布と虫歯の関連

全国的に歯科医院が多く、歯科医師が多い地域として、北海道・東京・大阪・北九州・四国に加え新潟などの地域が挙げられています。
東京と大阪は人口が多いことから歯科医師への需要が見込めることが理由かもしれませんが、北海道や北九州の場合、虫歯患者数よりも潜在的な虫歯患者数の多さが見込まれて歯科医院と歯科医師が多いことが疑われ、四国は人口比の問題で総数が少なくても需要が十分に満たされているのではないでしょうか。

もっとも新潟は例外で、県を挙げて予防歯科に取り組むに当たり、歯科医院及び歯科医師との連携にも積極的に取り組んでいることもあって、潜在的な虫歯の患者数こそ少ないものの、表出している虫歯の患者数が全国トップレベルに多いため、歯科医院並びに歯科医師への高い需要が見込めることが、歯科医院ないし歯科医師が多い理由であると考えられます。